国境を越える日本アナーキズム 19世紀末から20世紀半ばまで
[2024年2月/A5H/284頁/]
編=田中ひかる
発行=水声社
目次:
はじめに:国境を越えた視点から見たアナーキズム史
| 田中ひかる
第I部 日本と世界とのつながり-19世紀末から1930年代まで
第1章 日本のアナーキストによる国境を越えたつながり(1)
-19世紀末から大逆事件まで | 田中ひかる
第2章 日本のアナーキストによる国境を越えたつながり(2)
-東アジアの連帯 | 田中ひかる
第3章 日本アナーキズムにおけるインターナショナリズムと延島英一
| 後藤彰信
第4章 徴兵忌避者のグローバル・アナーキズム
-ニコライ・ペトロフ=パヴロフの函館と大連における活動とその意義
| 山本健三
第II部 日本から世界へ、世界から日本へ
第5章 植民地朝鮮におけるアナーキズム伝播-朝鮮共産主義運動と大杉栄
| 小野容照
第6章 石川三四郎における地球の思考
-ヨーロッパ滞在から土民生活へ
| 森元斎
第7章 第二次世界大戦後の日本における国境を越えるアナーキストたち
-WRI(戦争抵抗者インターナショナル)と山鹿泰治らとの交流に焦点を当てて
| 田中ひかる
資料編
資料1 大杉栄らの殺害に関する通信文(1923年10月10日付)
資料2 朴烈と金子文子らの逮捕に関する日本からの報告(1923年10月25日付)
資料3 在米朝鮮人アナーキスト雑誌『黒風』第2巻第8号(1931年8月、ロサンゼルス刊)より
資料4 『婦人戦線』編集部からの書簡(1930年3月)
資料5 『婦人戦線』編集部からの書簡(1930年9月15日付)