被災物 モノ語りは増殖する

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[2024年2月/四六判/256頁/]
著=鳥海 修
発行=かたばみ書房


東日本大震災の「被災物」を展示する気仙沼の美術館リアス・アークの記録。

目次:
I 終わりと始まり
「被災物に応答せよ」「第三者による記憶の継承」という問い | 姜信子

[モノ語り集I]
祠/郵便受け/漁船/シュガーポット

記憶の器としての被災物 | 山内宏泰

II 「モノ」語りは増殖する
「被災物」は記憶を解き放つ-記憶のケアとしての「モノ語り」 | 姜信子

[モノ語り集II]
ぬいぐるみ/トランペット/電柱/足踏みミシン/ドラム缶/携帯電話
呼び鈴/トタン板/床板/児童文学全集/椅子/洗濯機/香炉/受話器

[座談会1]これは、きっと、新しい神話の増殖が始まっているんだ
| 「被災物ワークショップ」参加者

III 氾物語-躊躇なく触る
リアス・アーク美術館に眠るもの
案内する人 | 山内宏泰
写真 | 志賀理江子

土の時間、水の時間 | 東琢磨

IV 恵比寿の到来
ナニカが海からやってくる | 姜信子
えべっさま、ようきてくれましたな | 武地秀実
目覚めよ、ヒルコ | 岡本マサヒロ

[座談会2]気仙沼リアス・アーク美術館「被災物」の企み
| 山内明美×山内宏泰×ワークショップ参加者×姜信子

V 新しい祭りへ
南三陸集会+気仙沼への旅 | 姜信子
エビスが語りて命をつなぐ | 川島秀一

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