陸軍将校たちの戦後史 「陸軍の反省」から「歴史修正主義」への変容
[2024年3月/四六判/264頁/]
著=角田 燎
発行=新曜社
目次:
序 章 陸軍将校の戦後史を紐解く意義
1 元エリート軍人をめぐる研究の不在
2 偕行社からみる元陸軍将校の戦後史
3 陸軍将校の概要
4 戦友会・資料・分析軸について
5 本書の構成
第1章 偕行社の再結成
1 敗戦と陸軍将校
2 偕行社再結成前史
3 偕行社の発足と世代間対立
4 初期偕行社の運営
5 戦後初期の戦争観
第2章 会の大規模化と靖国神社国家護持運動
1 偕行社の大規模化
2 最若年期と靖国神社国家護持運動
第3章 「歴史修正主義」への接近と戦後派世代の参加
1 内部対立の激化
2 「陸軍の反省」と「歴史修正主義」の台頭
3 戦後派世代の参加
第4章 同窓会から政治団体へ
1 公益財団法人化への道のり
2 元自衛官による運営と戦争観の変化
終 章 「陸軍将校の反省」の可能性と限界
1 偕行社の戦後史
2 陸軍将校の戦争観
3 本書の意義と限界
あとがき