シベリア抑留下の芸術と人間 記録と記憶から想起する
[2024年3月/A5H/396頁/]
《桜美林大学叢書》 著=森谷理紗
発行=論創社
目次:
序論 沈黙の時代から想起の時代へ
[第I部]満州・シベリア・日本を繋ぐ音の記憶と文化表象
第1章 シベリア抑留前史
第2章 シベリア抑留下の日本人の文化創造活動
第3章 シベリア抑留における民衆の音楽
第4章 創作物に眠る記憶-二種類の『ソヴェート歌曲集(附)日本闘争歌集』
第5章 楽器バソンをめぐる一20年の記憶
[第II部]シベリア抑留を想起する
第6章 野町右京『北方物語』に見るナラティヴ
第7章 史料と想起-「新声楽劇団」をめぐる日露の三つの史料研究
第8章 四國五郎の死生観-創作に見るシベリア抑留の想起と表現
第9章 さまざまな「シベリアの想起」の言説
第10章 記憶の継承へ-アートの社会実装の試み