海賊たちの黄金時代 死の王の旗の下に
[2024年4月/A5/144頁/]
作=マーカス・レディカー
絵=デイヴィッド・レスター
訳=笠井 俊和
発行=花伝社
彼らはなぜ、「海賊」となったのか?
舞台は18世紀初頭、植民地支配と海上交易の全盛期。掠奪を繰り返し、死の王の旗(ジョリー・ロジャー)のシンボルで恐れられた海賊の多くは、最下層の労働者として酷使されることからの逃走を試みた、船乗りたちだった。権力者に抵抗すべく海賊となった彼らは、船上に自分たちのユートピアを創り上げていく。
歴史研究を元に「悪役たち」の新たな一面に迫る、渾身のグラフィックノベル。
目次:
[序文]なぜ私たちには海賊が必要なのか
[年表]海賊たちの黄金時代 1660〜1730年
船乗りことば
[本編]海賊たちの黄金時代
[あとがき]私たちが見てきた海賊-大衆文化史からの補考
訳者解説