植民地朝鮮の西洋音楽 在朝鮮日本人音楽家の活動をたどる

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[2024年3月/A5/388頁/]
著=金志善
発行=青弓社


目次:
まえがき

序 章 日韓近代西洋音楽受容史の研究動向

第1章 西洋音楽の受容過程
1 賛美歌
2 初期西洋音楽機関
3 音楽専門教育機関-梨花女子専門学校音楽科
4 日本の音楽学校に留学した朝鮮人

第2章 在朝鮮日本人音楽家と東京音楽学校
-『近代日本音楽年鑑』と『東京音楽学校一覧』の分析を中心に

1 『近代日本音楽年鑑』と『東京音楽学校一覧』にみる
在朝鮮日本人音楽家と音楽活動の動向

2 東京音楽学校の機能と役割

第3章 音楽教育政策と音楽教育関連教科書
1 教育政策
2 音楽教育政策
3 唱歌・音楽教育関連図書

第4章 唱歌・音楽教育の実態
1 「文教の朝鮮」と「朝鮮の教育研究」の唱歌・音楽教育関連記事
2 両誌の記事に現れた初等教育での唱歌・音楽教育の実態
3 1930年代後半から410年代に初等教育を受けた
証言者のインタビューと当時の学習ノート

第5章 師範学校音楽教員の活動
1 師範学校音楽教員
2 中等教員養成
3 師範学校音楽教員による唱歌教科書と音楽理論書

第6章 日本人音楽家による音楽会の実態
1 朝鮮でのクラシック音楽会の状況
2 日本人音楽家の来朝音楽会
3 日本人音楽家による来朝音楽会の朝鮮人観客層
4 日本人音楽家の音楽会について朝鮮人の反響

第7章 総力戦体制下の朝鮮と音楽の役割
-組織の一元化と在朝鮮日本人音楽家の活動

1 朝鮮の総力戦体制運動の展開と音楽の役割
2 総力戦体制期の音楽組織
3 朝鮮音楽協会の事業活動と日本人音楽家の役割
4 日本人音楽家の役割-大場勇之助と平間文寿の事例を中心に

終 章 日本人音楽家の朝鮮活動がもたらした日韓西洋音楽受容史の再構築
1 近代朝鮮が迎えた音楽界の構図の変化
2 植民地朝鮮での日本人の音楽活動
3 日韓西洋音楽受容史での日本人の音楽活動の意義

あとがき

資料4-1 「文教の朝鮮」と「朝鮮の教育研究」の唱歌・音楽教育関連記事
資料5-1 京城師範学校音楽教育研究会編『初等唱歌』分析
資料5-2 京城師範学校音楽教育研究会編『初等唱歌』の朝鮮の情緒をモチーフにした曲と、朝鮮人が作詞・作曲した曲
資料7-1 「朝鮮文芸会設立趣意書」
資料7-2 「朝鮮音楽協会会議案」
資料7-3 『国民皆唱歌曲集』の曲目

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