アントニオ・ネグリ 現代思想2024年5月臨時増刊号

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[2024年4月/菊大判/294頁/]
発行=青土社


目次:
【討議】
ネグリ思想の継承と再考-メディア・環境・フェミニズム | 清水知子+箱田徹+水嶋一憲

【同志より】
彼は字義性と自由を驚くべき仕方で結びつけた、カール・マルクスの読解者であり継承者だった | エティエンヌ・バリバール/訳=佐藤嘉幸
トニへ-あくまでも個人的な最初の印象 | サンドロ・メッザードラ(訳=柱本元彦)

【ネグリ、ヨーロッパの「今」を語る-最晩年インタビュー】
フランスに生まれた新しい階級闘争のかたちとイタリアの状況 | アントニオ・ネグリ(聞き手=アンジェラ・マウロ/訳=柱本元彦)

【ある政治哲学者の肖像】
再び〈以下ヲ欠ク〉-アントニオ・ネグリを偲んで | 市田良彦
すべての賃金闘争は革命に通ず | 廣瀬純
構成的権力とその危機-アントニオ・ネグリを悼む | 王寺賢太
学者アントニオ・ネグリ-『構成的権力』と立憲主義について | 國分功一郎
革命における時間とマルチチュード-戦後日本の新左翼運動とネグリ、長崎浩 | 友常勉

【〈帝国〉の時代、それから……】
ネグリと私 | 斎藤幸平
アセンブリ概念について-二一世紀思想におけるネグリの布置 | 檜垣立哉
階級プライム-新たなる連帯を求める者たち | 塩田潤
中断された〈帝国〉-マルチチュードと一九九〇年代の想像力 | 青木耕平
ヴァンパイアについて-マルチチュードの形象とその領域をめぐる比較考察 | 大橋完太郎

【闘士(たち)の来た道】
権力に先立つ抵抗-アントニオ・ネグリのマルクス主義とその特異性 | 佐藤嘉幸+飯村祥之
トロンティとネグリの間(あいだ)-「政治の自律性」から「自律性の政治」へ | 隅田聡一郎
「非物質的労働」をめぐる連続と断絶-ネグリとフェミニスト | 伊田久美子
「メトロポリタン」トニ・ネグリ-「大都市ストライキ」試論 | 北川眞也
特異性の同盟へむけて-ネグリ=ガタリ再考 | 上尾真道

【読む、読まれる、読み合う】
ネグリVSアガンベン、あるいはオルター・エゴの応答 | 岡田温司
ネグリとナンシー-コモンをめぐって | 伊藤潤一郎
ネグリに抗するマキャヴェッリ-マルチチュードをめぐるオルタナティヴを求めて | 村木数鷹
ネグリ『デカルト・ポリティコ』について | 谷川多佳子
神よ、私はあなたを見た、だから私はあなたを所有する-ネグリ『ヨブの労働』を読む | 佐藤啓介

【思想の見取り図】
あるコミュニストの遍歴-アントニオ・ネグリ著作解題 | 飯村祥之

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