奴隷制廃止の世紀1793-1888
[2024年3月/新書/160頁/]
《文庫クセジュ》
著=マルセル・ドリニー
訳=山田 芙美/山木 周重
発行=白水社
目次:
序
第一章 奴隷制に対するレジスタンス
第二章 奴隷貿易と奴隷制に対する批判
I 反奴隷制論者、奴隷制廃止論者、植民地改革論者
II 反奴隷制主義の起源
第三章 奴隷制廃止運動の誕生と飛躍的な発展
第4章 最初の奴隷制廃止(1789-1804)
I 奴隷貿易廃止の失敗(1789-1790)
II サン・ドマングにおける「有色自由人」による反乱
III サン・ドマングの奴隷蜂起と最初の奴隷制廃止(1791年8月-1794年2月4日)
IV 奴隷制の復活とサン・ドマングにおける失敗(1801-1804)
第五章 十九世紀の奴隷制廃止
I 奴隷貿易の廃止-1807年、1808年、1815年
II ウィーン会議(1815年)
III 非合法奴隷貿易に対する戦い
IV 英国による1833年の廃止、最初の不可逆的な断絶
V フランスと二度目の廃止に向けた歩み
VI 七月王政下の改革
VII 1848年4月27日のフランスにおける奴隷制廃止
VIII スペイン語圏の新生共和国における奴隷制の廃止
IX オランダ、スウェーデン、デンマーク
X 米国-南北戦争と奴隷制の終焉
XI ブラジル-奴隷制の最後の砦
第六章 賠償金問題
第七章 奴隷制終焉後の社会の変転
I 植民地の将来-新たな植民地化?
II 契約労働者
III ハイチ-カリブ地域唯一の農民社会
IV 新たな植民地化-奴隷制廃止論者の幻想と新たなるヨーロッパの拡張
結論
年表/訳者あとがき/参考文献/原注