ルディ・ドゥチュケと戦後ドイツ

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[2024年4月/四六判/308頁/]
著=井関 正久
発行=共和国


目次:
はじめに ルディ・ドゥチュケとは誰か?
激動の一九六八年から半世紀
ドゥチュケの「神格化」
ドゥチュケをめぐる政治論争 


第一章 東ドイツ時代
幼少期
権力への反抗


第二章 西ベルリンへ
西側での学生生活
社会主義ドイツ学生同盟へ
グレッチェンとの出会い
状況主義と挑発行動
コミューンの結成
ベルリン自由大学での紛争開始
ベトナム反戦運動
新しい抗議スタイル
ゲリラ・メンタリティ


第三章 学生運動の激化
大連立政権の樹立と議会外反対派の形成
オーネゾルク射殺事件
コミューンと文化革命
マルクーゼの西ベルリン講演
フェルトリネッリとマインホフ
批判大学
ドゥチュケへの監視
学生運動代表としてのテレビ出演
東ドイツとの交流


第四章 国際ベトナム会議とプラハ訪問
反シュプリンガー・キャンペーン
国際ベトナム会議
反学生運動の集会
諜報員ウルバハがもたらした爆弾
ドゥチュケのフォトセッション
プラハ訪問とドキュメンタリー映画
運動の総括と展望


第五章 ドゥチュケ襲撃事件とその余波
フランクフルト百貨店放火事件
ドゥチュケ襲撃事件と「イースター騒乱」
西ベルリンの病院と「パリの五月」


第六章 国外でのリハビリ生活
スイスからイタリアへ
英国滞在とバハマンとの往復書簡
バハマン周辺の諜報員の存在
アイルランド、英国、そして一時帰国
英国からデンマークへ


第七章 晩年の政治活動
東西ベルリン訪問と博士論文
テロリズム批判の展開
ヴィール反原発闘争
マスメディアへのカムバック
コーン=ベンディトとのテレビ出演
ツァールとの往復書簡
東ドイツ体制批判-バーロ、ヒュープナーとの連帯
緑の党結成へ


おわりに ルディ・ドゥチュケをどう評価するか?
ドゥチュケ神話の背景-「一九六八年」の「個人化」
「神格化」の反動としてのドゥチュケ批判-テロリストとの親和性の強調
戦後ドイツ史のなかのドゥチュケ


ルディ・ドゥチュケ略年譜
あとがき

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