運び屋として生きる モロッコ・スペイン領セウタの国家管理下の「密輸」

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[2024年3月/四六H/258頁/]
著=石灘 早紀
発行=白水社


目次:
はじめに

序章 「密輸」を研究する
第一章 二人の王様にとっての爆弾
アフリカ大陸のヨーロッパ
歴史的背景
例外状態にあるセウタ
移民の経由地
「モロッコはテロリスト輸出国」
鍵を握る西サハラ問題
「外交カード」と飛び地領

第二章 容認された「密輸」
「密輸」の始まり
組織化された「密輸」
運び屋とは誰か
なぜ容認されているのか
「密輸」の弊害

第三章 管理するスペイン
「密輸」の問題化
「密輸」専用通路の設置
スペインによる規制強化
「重ね着密輸」の本格化

第四章 「密輸」に依存する町
セウタ
フニデクの「密輸」品スーク
カサブランカの闇スーク─
メリリャとナドール

第五章 根絶をめざすモロッコ
根絶に向けての舵取り
窒息するセウタ
運び屋の生存戦略
コロナ以降の国境

終章 運び屋として生きること

あとがき

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