情況 2024年春号 [第6期6号]
[2024年5月/A5/240頁/]
特集=食
発行=情況出版
目次:
【特集】食
食をかたどる お通しに代えて | 塩野谷恭輔・中村眞大
肉食を撤廃することはいかにして可能か | 檜垣立哉
「ハラール」という強迫観念 | 渡辺嘉鵲
二つの死の間の、欲望としての拒食 | 片岡一竹
タブーだからこそ面白い 近年の食人映画 | レイナス
フランス料理と自然食運動 一九六八年以後のトロツキズムのゆくえ | 栗田英彦
結社あるいはギルドの方へ コモンの自治と共同体のモメンタム | 長崎浩
〈インタビュー〉赤松英一コモンの運動と日本ワインの未来
菜食と禁酒のインド、あるいは飲食文化のポスト・コロニアルな結末 | 赤井敏夫
メタバースで飲んでみた! コミュニケーション媒体としての飲食表現 | 蘭茶みすみ
危険な食品の物語 | 横山茂彦
駒場キャンパスでの勝手耕作について | 東京大学だめライフ愛好会
共同炊事・下層解放・動物解放 | 上原要
【連載】
川元祥一と文学者たち 第五章 | 河村義人
戦前は続いているのか?非断絶の戦時(16) | 髙井ホアン
情況喫茶 傍流からの展望 弐 | 中牟田聖司×髙田輝
解説 ウクライナ戦争論争 | 横山茂彦
【特集外】
ハマスと熱心党 安彦良和『イエス』と相澤文蔵の古代ユダヤ民族史研究 | 矢田部健史
マイケル・サンデルとトーマス・ヒル・グリーン | 野沢文哉
市田良彦の『フーコーの〈哲学〉』を徹底読解 後編
戦術談義 運動の技術/現場の工夫
| かわすみかずみ/ヨナカシンヤ/ひょっこり/小峰ひずみ
〈誌上インタビュー〉重信房子『パレスチナ解放闘争史』刊行記念
イスラエル批判を反ユダヤ主義と見なす論理を打破するために | 高橋順一
「#FreeKazehitoSeki」
ガザ虐殺抗議グラフィティを描いて勾留されたアーティストについて | 本誌編集部
コンビニから男性向け雑誌が追放される!? | 中山美里
『自伝的革命論〈68年〉とマルクス主義の臨界点』刊行記念対談I
| 笠井潔×長崎浩
部落差別とは何か | 川元祥一
漫画が伝える戦前の「原風景」 『鬼畜米英漫画全集』の刊行に寄せて | 髙井ホアン
〈独占インタビュー〉浴田由紀子
爆弾闘争50年 東アジア反日武装戦線元兵士が次世代に残す証言
【読後感】
岩本愼三郎『党はどこに行ったのか』 | 菅孝行
勝者なき「内ゲバ」の決算に一筋の光を見る
-岩本愼三郎『党はどこに行ったのか』 | 長島由紀夫
終わりなき葬送、過ぎ去らない惨苦
『自伝的革命論〈68年〉とマルクス主義の臨界点』 | 幸村燕
川元祥一著『部落差別の原因-国家による天候支配の思想=仏教の「殺生禁断」』
| 小林孝吉
【映画評】代島治彦監督『ゲバルトの杜 彼は早稲田で死んだ』
腑に落ちぬ幾つかの事柄 | 菅孝行
川口君追悼とは真逆の虐殺者免罪映画 | 水谷保孝
【追悼】
追悼 桐島聡さん | 友常勉