ただ生きるアナキズム
[2024年5月/四六判/312頁/]
著=森 元斎
発行=青弓社
目次:
0 序に代えて
〈音楽篇〉
1 東京の西から-フィッシュマンズについて
2 ルー・リードとニューヨーク
3 特異性の論争(ルビ:コントロヴァーシー)-プリンス、その経験の雫
4 キング・クリムゾンの残響-1969年の精神史
5 「少しづつ身体は死んでく」-ceroにまつわる思い出話
6 土と音楽
〈映画篇〉
7 after the requiem-ジャン=リュック・ゴダールの脱構成
8 王をたたえない-『バーフバリ』について
9 映画のなかのアナキズム-『金子文子と朴烈』(監督:イ・ジュンイク、2017年)論
10 俺たちは共産主義者だ-『ギミー・デンジャー』
11 「力」のための覚醒剤-スパイク・リーのために
12 チョッケツ、アジア-空族『バンコクナイツ』
13 狼の夢/夢の狼-『狼を探して』(監督:キム・ミレ、2020年)
〈文学篇〉
14 森崎民俗学序説-森崎和江における「水のゾミア」の思想
15 瀬戸内寂聴のアナキズム
16 悶え加勢すること-石牟礼道子について
17 鉱物的な眼-谷川雁
18 地を這う精神-『はだしのゲン』
19 月と靄-稲垣足穂におけるリーマンと相対性理論、タルホ・コスモロジー
〈アナキズム思想篇〉
20 石川三四郎における地球の思考-ヨーロッパ滞在から土民生活へ
21 ダンスができない革命なんていらない-ルクリュからグレーバーまで
22 アナキズムの自然と自由-ブクチンとホワイトヘッド
23 抵抗とは生である
24 ロジャヴァ革命について
あとがき