読むことのエチカ ジャック・デリダとポール・ド・マン-

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[2024年5月/四六判/448頁/]
著=宮﨑裕助
発行=青土社


目次:
序 論 読むことのエチカにむけて

I プラグラマトロジーの開始 ジャック・デリダの言語論
第1章 ミニマル・コンセンサスの条件-テレコミュニケーションの論理と倫理
第2章 行為遂行的矛盾をめぐる不和-討議倫理学の脱構築
第3章 ソシュールのグラマトロジー-『一般言語学講義』を読むデリダを再読する
第4章 限定的ミメーシスから全般的ミメーシスへ-デリダ『散種』を読む
第5章 革命の印璽から残ったもの-ジャン・ジュネ『恋する虜』の余白に

II 美的なものの物質性 ポール・ド・マンの美学理論
第6章 美的情動批判-美学イデオロギー論再考
第7章 美学イデオロギーの回帰-シラーの「遊戯衝動」からカントの「物質的視覚」へ
第8章 芸術の過去性と物質性-ヘーゲル美学読解における象徴の問題
第9章 来たるべき文献学にむけて-精読と逐字性

III 約束のアレゴリー ジャック・デリダとポール・ド・マンのあいだ
第10章 読むことの盲目と洞察-自己脱構築をめぐって
第11章 修辞的(レトリカル)、遂行的(パフォーマティヴ)-構造主義と言語行為論の交叉
第12章 法のテクスト/テクストの法-ルソー『社会契約論』のキアスム読解
第13章 弁解、機械、ランダムネス-ルソーと読むことの倫理
第14章 弁解機械作動中-罪を読むこと/書くことの罪

あとがき

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