アートの潜勢力

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[2024年5月/四六変形/280頁/]
著=岡田 温司
発行=共和国


目次:
まえがき、あるいは出発としての花田清輝と林達夫

I 開かれとしてのモダニズム
岡﨑乾二郎という「謎」
影・窓・痕跡-山中現の版画の世界
仮面の戯れ-柄澤齊の肖像画
「気配」と「たたずまい」-小林且典への手紙
パウル・クレー、あるいは「中間領域」の思索と創作
受肉するシーレ

II アナクロニーとしての批評
ボローニャのヤヌスたち-ロンギ、モランディ、パゾリーニ
ケネス・クラーク再訪-『名画とは何か』の文庫化に寄せて
アルテ・ポーヴェラの先見性
「気分」の肖像画-モディリアーニの人物たち
スマホ人間どこに行く!?

III アントロポセン下のアート
女性アーティストとしての自然-エルンスト・ヘッケルにおける「芸術衝動」
山口啓介、あるいは根源のアート
作品のなか/としての時間-ゴンザレス=トレス、井田照一、ロマン・オパルカ
芸術・免疫・例外状態
記憶と忘却のあいだ-現代美術の保存と修復をめぐって

あとがき

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