生きることのはじまり

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[2024年6月/A6変形/464頁/]
著=金滿里
発行=人々舎


目次:
プロローグ ミルク玉つぶし

第一章 母、そして幼いころ
朝鮮古典芸能の至宝=母・金紅珠のこと
出生
ポリオ発病
阪大病院南二階2号室
束の間の帰宅

第二章 障碍児施設へ
別離
孤独な子どもたち
死んでいく友達
人間のエゴを見つめて
思春期の中で
軽度か重度か-施設の現実
何のための努力?

第三章 暗いトンネル
高校へ行きたい
努力嫌いの白昼夢
学校探し
私には選挙権がない
「トイレまで行けたら学校入れたる」
帰宅-通信高校へ
遠い級友たち
死を選んだ人

第四章 運動
初めて、キム・マンリとして
「青い芝」という運動
集会か、学校か
ほな、出ていくわ
包丁を振り上げた母
「生きていくのはおまえ自身だから」

第五章 生きることのはじまり
「いのちの初夜」
二十四時間の介護
今、産まれ出た幸福
障碍者のバリケード
翳り
分裂
組織解体

第六章 自分を頼りに
野垂れ死にの精神
警察が、なぜ……
私が私であることを求めて
「帰りたいなら今すぐ帰れ!」
沖縄-再生への旅

第七章 劇団「態変」旗揚げす
「国際障害者年」って何だ?
「国際障害者年」なんてブッ飛ばせ!
「態変」動きだす
旗揚げ公演『色は臭へど』
「やるからにはメジャーになろう」
K君-「ゲリラ・クヨクヨ」のこと

第八章 宇宙的な時間
子どもが産まれる!
出産、そして育児
新しい世界-宇宙人の視点
劇団復帰
「態変」ケニアに行く
産まれること、生きること

あとがき

[寄稿]
はじまりの風景 | 高橋源一郎
天地とのインプロビゼーション 金滿里さんのこと | 藤本由香里

降りそそぐ大地からの噴射を獲らまえて放つ
-新装復刻版あとがきに変えて | 金滿里

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