汚穢のリズム きたなさ・おぞましさの生活考

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[2024年1月/四六判/288頁/]
編/著=酒井朋子/奥田太郎/中村沙絵/福永真弓
発行=左右社


目次:
はじめに-汚穢のリズムに感覚をそばだてる | 酒井朋子

1 ぽたりぽたり-ざわつく暮らし
だらしない-生活の旋律 | 酒井朋子
きりがない-ゴキブリの足音が聴こえた朝 | 中村沙絵
もつれる-雑草との共生と競争 | オスカー・レン
整わない-断捨離とミニマリストとゴミ屋敷 | 奥田太郎

〈インタビュー〉
身体の境界を超えるロマンティックな瞬間 | 高田冬彦(現代美術家)

2 きちりぴかり-清められ離される
浄化する-ライプニッツのドイツ語改良論 | 古田徹也
嗅ぎわける-嗅覚の地理 | 原口剛
分かつ-豚が「汚くなる」とき | 比嘉理麻
におう-腐臭の境界 | 福永真弓
濁る-清濁併せ呑む | 奥田太郎

メスの匂い | 市原佐都子

3 じわりぞわり-汚穢から生まれくる
笑う-グロテスクな肉体の躍動 | 酒井朋子
おぞましい-死体にまつわる不死性 | 斎藤喬
もれる-膜が食い破られること | 藤原辰史
巻き込まれる-解除と排泄と幾つもの生 | 井上菜都子

〈インタビュー〉
傷跡は人が生きてきた時間のかたち | 石内都(写真家)

4 そろりそろり-汚染の向こう側
かきまぜる-にごりの海の透明度 | 福永真弓
のぞきこむ-農業危険物との遭遇 | オスカ-・レン
ゆだねる-よだれかけと「ちぐはぐなイメージ」 | 中村沙絵

おわりに-四つの旋律をからみあわせる | 酒井朋子・奥田太郎・中村沙絵・福永真弓

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