辺境のラッパーたち 立ち上がる「声の民族誌」

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[2024年6月/四六判/544頁/]
編/著=島村一平 発行=青土社


目次:
はじめに 辺境ヒップホップ論-結びつく周縁から辺境のノイズへ | 島村一平

第1部 非常事態下のラッパーたち
●パレスチナ
パレスチナ・ガザに響くラップ | 山本薫

●ウクライナ
抵抗歌としてのウクライナ民謡とヒップホップ-マイダン革命から対ロシア戦争へ | 赤尾光春

●ロシア
「亡命」するラッパーたち-二〇二〇年代の「文学裁判」とウクライナ戦争 | 中野幸男

●チベット
土地・記憶・言語を行き来するラップ-チベッタン・ディアスポラのヒップホップ | 佐藤剛裕

第2部 言論統制下のラッパーたち
●中国
模索される「中国の特色あるヒップホップ」 | 奈良雅史

●イラン
内在的社会批判のアポリア-イラン・ペルシア語ラップの軌跡 | 谷憲一

●キューバ
キューバのヒップホップ-アフロキューバ・ラップからトランスボーダー・ラップへ | 安保寛尚

●Interlude
Back in the 1997 to 99-極私的ヒップホップ・メモワール | ダースレイダー


第3部 主張するマイノリティ
●タタールスタン
祖なるビートに呼応せよ!-グローバル化時代のタタール・ヒップホップとしたたかな抵抗 | 櫻間瑞希

●サハ
極北の国サハの口琴とラップ | 石原三静 a.k.a.ヌマバラ山ポール

●アラスカ
抵抗とケア-アラスカのネイティブ・ラッパーAKレベル | 野口泰弥

第4部 伝統文化をラップの武器に

●ポーランド
先駆者ラッパーと振り返るポーランド・ヒップホップ | 平井ナタリア恵美

●モンゴル
共起するナショナリズムと社会批判-モンゴル・ラッパーたちの二重意識 | 島村一平

●インド
成り上がり・フロム・ガリー-How To Be BIG in India | 軽刈田 凡平

●Interlude
「外」から「内」へ-町と、日本と出会いなおす旅 | HUNGER(GAGLE) 聞き手=矢野原佑史

第5部 混淆する文化の中で
●インドネシア
リッチ・ブライアンを超えろ | 金悠進

●ブラジル
辺境どころかヒップホップ超大国のブラジル | 中原仁

●プエルトリコ
抵抗と絡み合うルーツ-「最古の植民地」プエルトリコ | 村本茜

おわりに | 島村一平

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