新大学原論

143024

[2024年4月/四六判/256頁/]
著=岡山茂/白石嘉治
発行=新評論


目次:
はじめに
大学/文学の近代史 概史

1 大学無償化とはなにか
「大学無償化」の現在地
反戦の構想としての無償化
「帝国的社会」のなかの大学
無償化に根ざした「未開」へ
「普遍的契約」としての大学
潜在性にたいする共同性

2 中世の大学、近代の大学
「イマジネールな大学」再考
「イマジネールな大学」の三期
不在ゆえにかがやく
「中世のカオス」のなかで
《ここにとどまろう》
「近代の大学」の彷徨
残響に耳をすます

3 不在の大学とその夢
「不在の大学」の時代が軋む音
小説とは描写である
象徴革命
感情に根ざした生にふれる
「詩句の危機」の時代に
アルゴリズムを停止する
大学無償=ベーシックインカム体制で「禁域をつくりだす」

4 「自治」から「仮構」へ
大学のドリーム・ポリティクス
歓待の野原
「文学の政治」の可能性
「自治というフィクション」から「大学という仮構」へ
ファビュラシオンは、すでにはじまっている

5 資料
【『大学事典』から】
学費無償化 | 白石嘉治
契約と大学 | 岡山茂
学生

【紀要から】
大学と文学
-現代思想はレヴィ=ストロース『悲しき熱帯』からはじまる
| 白石嘉治

「大学/文学」論序説-フランス象徴主義とは何か | 岡山茂

おわりに
人名・作品名検索

在庫状態 : 在庫有り
¥2,420(税込)
数量