筑豊からの報告 大正行動隊から退職者同盟へ
[2024年5月/四六判/392頁/]
著=谷川雁
発行=月曜社
★印は単行本未収録:
(ただし、八木俊樹氏編集による限定私家版『無(プラズマ)の造形』1976年は単行本に数えていない)
目次:
I
奇妙な醜悪さ
アピール 大正炭坑の闘争について(★)
ここに酒あり
北九州労働者「手をにぎる家」 建設案(★)
戦闘の思想的土台
II
大正炭鉱の概況-筑豊のヤマの発火点(★)
百時間-大正行動隊の手記
前線からの報告-山崎里枝殺害事件と山崎一男の死など(★)
地獄のヤマでは働かない-大正炭鉱闘争の現況
労働者生活の根底を探求し 変革するために-「手をにぎる家」建設の思想(★)
死神の目と乱視の目-九州からの報告と訴え(★)
大正からの報告(文=森崎和江)(★)
大正からの報告
退職主義ともいうべき闘いの思想-大正炭鉱からの報告(★)
報告・大正闘争-完全に倒立させられた三池が、ここにある
“退職主義”の発火-筑豊・大正からの報告
大正からの報告
九州報告/闘いの総括-総括会議の討論(★)
III
文学の階級性(★)
巨人伝説の城のまえで-八幡製鉄(★)
熱い泥の激突-三池で感じること
反暴力
ミイケはどこへいったか
私のなかの“死”-三池の死者は我々のなかに孕まれていた(★)
原基体としての労働者組織-三池の死者たちを撃つために
IV
暗黒を知る者のゆたかさを-土門拳写真集「筑豊のこどもたち」から(★)
鉱害模様-筑豊に生きる 1(★)
川筋けんか仕法-筑豊に生きる 2(★)
若者以前-筑豊に生きる 3(★)
釜一つ、鍋一つ-筑豊に生きる 4(★)
『はたらくひと』の春-筑豊に生きる 5(★)
奇妙な試み(★)
[解説]奇妙な労働運動 | 坂口博
[解題] | 坂口博