差別の哲学入門

141160

[2021年12月/四六判/272頁/]
《シリーズ・思考の道先案内》
著=池田 喬/堀田義太郎 発行=アルパカ

目次:
序章 なぜ「差別の哲学」なのか

第1章 差別とはどういうものか
単なる区別と不当な差別はどう違うのか
区別か差別かの分類のむずかしさ
アファーマティブ・アクションと逆差別
ヘイトスピーチはどういう意味で差別か
中間考察ー拾いすぎることと拾えないこと
ハラスメントは差別か
いじめは差別か
差別に歴史は必要か

第2章 差別はなぜ悪いのか
四つの答え
差別者の心や態度に問題があるのか(心理状態説)
害が大きいから悪いのか(害説)
自由を侵害するから悪いのか(自由侵害説)
被差別者を貶めるような社会的意味をもつから悪いのか(社会的意味説)
結局、差別はなぜ悪いのか

第3章 差別はなぜなくならないのか
なぜ嘘はなくならないのか
悪気はなくても差別は起こるー事実による正当化
事実なのだから仕方がない、とはなぜ言えないのか
配慮しているつもりが差別になるーマイクロアグレッション
差別されていると言えなくなる
反差別主義者も無自覚に差別している
科学との付き合い方
接触理論の着想
ためらいの好機

終章 差別の問題とこれからの哲学

在庫状態 : 在庫有り
¥2,200(税込)
数量