紙の魚の棲むところ 〈書物〉について
[2024年7月/四六判/248頁/]
著=雑賀恵子
発行=青土社
武田百合子、こうの史代、石牟礼道子、細田守、赤塚不二夫、立川談志、やなせたかし、荒川弘、宮沢賢治、大江健三郎、瀬戸内寂聴-
かれらの〈テクスト〉を読み解く思想エッセイ。
目次:
まえがき
I
終わらない確認
覚え損ねたあのひとの記憶/書き留められた大文字の歴史
たじろぎ、あわいに立つものは
II
モンスターとはなにものか
前のめり、つんのめって……
Too Late To Die!
III
不格好で弱くあるきみは……
哀しみを背負うものたち-等価交換の不/可能性
水はおぼろでひかりは惑ひ
IV
菊の花弁は増殖し…
NOWHERE = NOW HERE-物質の海へ
V
場所-死者と生者と
あとがき