而今而後(ジコンジゴ) 批評のあとさき
[2024年7月/A5H/516頁/]
《岡﨑乾二郎批評選集 vol.2》
著=岡﨑乾二郎 発行=亜紀書房
目次:
I 而今而後:あとさきへの思慮
而今而後
数万年後の「いまでも」
333からトビウツレ
一人のなかの妖怪たち
礼楽の問題
用がすんだら、片づける
認識の三重苦
第I章 著者解題
II 非同期性:一致しえないものが一致することの意味
無関係性あるいは非同期性を考察するための差し当たっての注意
非同期性について
現代美術とセンチメント
センチメントと形態
でもの哲学
Before And After Article 9:そして誰もいなくなる
ドアはいつも開いている。
ディランの頭蓋を開ける。:ディランの思想、夢を覗く
愚かな風
第II章 著者解題
III 何事のおはしますかはしらねども
雨の中に流れる涙。:“PUBLIC ART” の「領域」
日々の諍い、あるいは法外な経験
to be continued :ビリー・クルーヴァーとE.A.T
美術館における現在 メモ
一億年前の森の中で
第III章 著者解題
IV 配景的対応
弱い身体
強い身体
クール
助動詞的空間
天国と地獄
形態の黴
「ウォッチタワー」から「ウォッチマン」へ:20年ぶりのジャスパー・ジョーンズ展
絵画の上の「うわの空」:追悼リキテンスタイン
別の美術館:ラウシェンバーグ回顧展
知覚のカルタ:「没後20年 熊谷守一」展
起源なき夢:建築家アルド・ロッシの死
富士山の曲げごこち:描写の限界
空間の捻挫:描写の限界2 藤森照信《秋野不矩美術館》
落ち葉の気持ち:「近代日本美術の軌跡」展
吉田五十八の呪縛:あらかじめ解かれていた問い
デジタルな感傷:モボ・モガとクラフトワーク
20世紀の通常建築:「建築の20世紀」展
蝿をくっつけた蝿取り紙:「ポップ・アート 20世紀の大衆芸術革命」展
返景:「クロード・ロランと理想風景」展
配景的対応:現在望みうる最高のブラック展
菱田春草を見る
第IV章 編集部解題
V アトピーな報せ
彫刻の支持体
ホームレスについて
カテゴリー:移行する記述の運動、としての批評
「芸術」をいかに使うか
放射能
芸術:どこにも帰属しえないメディアとしての
倫理‐植物の報せ
まえがき
あとがき(誰か に教わったこと)
第V章 著者解題
あとがき