戦争映画を解読せよ! ナチス、大日本帝国、ヒロシマ・ナガサキ

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[2024年7月/A5/364頁/]
著=永田 喜嗣
発行=青弓社


目次:
第1章 戦争映画と映画戦争
1 戦争映画とは何か
2 兵器としての映画
3 思想戦と映画
4 映画戦争
5 戦争を楽しむ、戦争映画を楽しむ

第2章 映画戦争の始まり-戦争映画は憎しみを生産した
1 映画戦争の始まり
2 連合国の映画戦争-ハリウッドの映画戦争前夜
3 枢軸国の映画戦争と国策戦争映画

第3章 第三帝国への抵抗-戦争映画はナチス・ドイツを告発した
1 ヒトラーという存在
2 生きるに値しない命とナチス追及
3 ナチスの加害者はどう描かれたか

第4章 大日本帝国への抵抗-抗日映画は世界に告発した
1 南京事件と映画
2 捕虜虐待という戦争加害
3 七三一部隊と生体実験

第5章 ヒロシマ、ナガサキ、ドレスデン-戦勝国の戦争犯罪を描く
1 トルーマン大統領は戦争犯罪者か
2 『始めか終りか』-原爆投下をめぐって
3 連合国の正義と戦争加害
4 戦争犯罪と戦争責任を問わない映画戦争の行方

第6章 日本人と戦争映画
1 「真珠湾攻撃」をめぐる戦争加害と戦争被害の表象
2 伊丹万作の戦争責任観
3 戦争映画の内なる敵の告発
4 加害を意識しない戦争映画の問題点

第7章 和解と共生という名の終戦-終わりなき二十世紀の映画戦争
1 「対面の親和性」
2 救済者たち
3 和解する敵対者たち
4 二十世紀映画戦争の本質-キツネとの邂逅

二十世紀戦争映画カタログ
あとがき

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