わたしたちは見ている 原発事故の落とし前のつけ方を
[2024年5月/A5/88頁/]
著=市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会
編=柳原 敏夫/小川 晃弘
カバーイラスト=ちばてつや
発行=新曜社
目次:
はじめに 生き直す-原発事故後の社会を生き直す | 柳原敏夫
【コラム】一般市民が法令の定めを超えて被曝させられる謂れはない | 小出裕章
第1章 なぜ「チェルノブイリ法日本版」が必要なのでしょうか
「チェルノブイリ法」とは?
国家の加害責任について
なぜ「日本版」が必要だと考えるのでしょうか
万が一の際、すべての人を救う救済法を作りたい
憲法9条と「チェルノブイリ法」
「チェルノブイリ法日本版」制定の目的は人権保障
【コラム】「チェルノブイリ法日本版」を作っていきませんか? | わかな
第2章 「人権」を取り戻すための「チェルノブイリ法日本版」
放射能災害に対する対策は311前も後も完全に「ノールール」状態
被災者の「人権」を法に定めると国家に責任と義務が生じる
「人権」は一瞬たりとも途切れることがない
国際人権法・社会権規約を直接適用する
国際人権法にある「人民の自決の権利」
国際人権法が311後の日本社会を変える
【コラム】ぼくが「チェルノブイリ法日本版」を希う理由 | 柴原洋一
第3章 私たちのビジョン-「チェルノブイリ法日本版」は日本社会に何をもたらすのか
理不尽に屈しない
自分のいのちの主人公になる
まず「逃げる」こと
〈実践への手引き〉「市民放射能測定システム」の立ち上げ | 大庭有二
〈実践への手引き〉安定ヨウ素剤を備えること─子どもたちの健康といのちを守るために
牛山元美
市民参加型の公共事業を創設する
【コラム】「チェルノブイリ法日本版」がないための苦しみ | 遠藤のぶ子
第4章 どう実現させるのか-市民立法を目指す
新しい酒(「チェルノブイリ法日本版」)は新しい革袋(市民立法)に盛れ
「市民が育てる『チェルノブイリ法日本版』の会」の結成
〈実践への手引き〉署名を集める 酒田雅人
〈実践への手引き〉仲間を見つける 岡田俊子
東京・杉並で始まった水爆禁止署名運動に学ぶ
「情報公開法」制定の経験に学ぶ
ICANの経験に学ぶ
「生ける法」-市民立法のエッセンス
【コラム】希望としての「チェルノブイリ法日本版」 | 小川晃弘
第5章 「命を守る未来の話」-ティティラットさんに聞く
あとがき | 柳原敏夫
条例案サンプル「チェルノブイリ法日本版」
編集にあたって