戦争社会学研究 第8巻

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[2024年7月/A5/256頁/]
特集1.聞こえくる戦争
特集2.自衛隊にどうアプローチするか
編=戦争社会学研究会
発行=図書出版みぎわ


目次:
【特集1 聞こえくる戦争】
聞こえくる戦争 | 永冨真梨
戦時下における民謡とその資源化-おわら風の盆の事例から | 長尾洋子
シベリア抑留下の日本人収容所で響いた音-民主講習会、ラジオ、手稿歌集の中の歌 | 森谷理紗
特攻隊がのこした名もなき歌 | 寺尾紗穂
国破れて歌あり-昭和期の音楽をめぐる貫戦史的考察 | 張 佳能
「耳は兵器なり」-兵器としての音楽・戦場の音に関する研究動向 | 永冨真梨
楽器を携えた米兵たち-戦争する人、音楽する人 | 青木 深

【特集2 自衛隊にどうアプローチするか】
[誌上座談会]自衛隊にどうアプローチするか?
| 井上義和、松田ヒロ子、大谷弘毅、瀧野隆浩、野上 元、柳原伸洋、望戸愛果

自衛隊を対象とする小説・マンガ研究への招待-出版時期と内容の分類を通じた「理解可能な特殊性」の析出 | 津田壮章
自衛隊研究の難しさ | 中原雅人
自衛官の語りを聞き取るという営み-自衛隊と外部社会の「断絶」のなかで | 児玉谷レミ
自衛隊の質的研究の困難と可能性-広報官への聞き取り調査から | 岡田知紗希
現存する軍事組織出身者に対するインタビュー調査の難しさ | 角田 燎
自衛隊研究の『あちら』と『こちら』、そしてその『あいだ』 | 塚原真梨佳

【小特集 憶えていく-戦争の歴史をパブリックに開き続けるために】
特集にあたって | 柳原伸洋
記録の余白を補足する記録の収集-「体験者なき時代」における戦争体験継承の取り組み | 山本唯人
パブリック・ヒストリーと編集者の歴史実践 | 堀 郁夫
「再現」と「再生」-東方社写真と岡田林太郎氏との本づくり | 井上祐子
中心を失ったまま対話を続けていくために-岡田林太郎〈環礁モデル〉試論から出発して | 大川史織

【投稿論文】
「銃後女性」の「責任」の再発見-『銃後史ノート』における葛藤と「自らへの問い」 | 峯 桃香

メディア・コンヴァージェンス状況下におけるファン共同体の政治化
-『夕凪の街 桜の国』の作品内容および受容の分析から | 森下 達

【書評論文】
佐藤文香『女性兵士という難問-ジェンダーから問う戦争・軍隊の社会学』 | 野上 元
木村美幸『日本海軍の志願兵と地域社会』 | 白岩伸也
林 英一『残留兵士の群像|彼らの生きた戦後と祖国のまなざし』 | 小林和夫
小川実紗『観光と「性」-迎合と抵抗の沖縄戦後史』 | 秋山道宏

【例会報告】
「モニュメント」になれないモノたちのために-エクスカーション企画「軍都・相模原の痕跡を歩く」後記
| 塚田修一

【自由投稿 ウクライナ問題と私たち-会員の声】
ウクライナ戦争とロシアの現在から考察すべき日本の過去-被害者意識と勝者の正義 | アルト・ヨアヒム
遠くて近い国々の戦争 | 渡邊信洋
戦争中の文化遺産保護-二一世紀の「ミケランジェロ・プロジェクト」 | 李 貞善

編集後記/執筆者一覧

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