都市の緑は誰のものか 人文学から再開発を問う
[2024年9月/四六判/300頁/]
編=太田和彦/吉永明弘
発行=ヘウレーカ
目次:
I 神宮外苑再開発を問う
第1章 場所の記憶から照射するジェントリフィケーション | 北條勝貴
第2章 人と深い関わりのある自然の保全の理念はどうあるべきか | 鬼頭秀一
–自然の関係的価値の視点からの神宮「外苑」問題
第3章 都市における自然の価値 | 吉永明弘
–「機能的価値」と「関係的価値」の視点から
II 持続可能な都市をめざして
第4章 都市の生きた遺産としてのグリーンインフラ | 太田和彦
第5章 ヨーロッパの持続可能な都市の輪郭 | 穂鷹知美
–気候変動への対応、スクラップ&ビルドしない再開発
第6章 すべての生き物のためにデザインされた共存共栄都市へ | ルブレヒト・クリストフ
–マルチスピーシーズ都市とはなにか
第7章 将来世代にどのような都市を残すか | 吉永 明弘
–杜の都・仙台の実践
III 美学と詩学から人と環境との関わりを考える
第8章 生活の時間と公園の時間 | 青田麻未
–都市における自然がもつ美的意義
第9章 場所や自然とどのような関係をもつべきか | 高橋綾子
–生態地域主義と環境詩学の視点から
終章 より多くの人が都市を故郷と呼ぶ時代に向けて | 太田和彦