分離独立と国家創設 係争国家と失敗国家の生態
[2024年8月/四六判/232頁/]
著=ジェイムズ・カー=リンゼイ/ミクラス・ファブリー
訳=小林 綾子
発行=白水社
なぜ分離独立後すぐに国際社会から承認を得られる領域と、追求しても叶わない領域があるのか?
パレスチナ問題、イスラム国(IS)、ソマリランド、満洲まで、あるいは未承認国家から事実上の国家、そして係争国家まで、さまざまな〈国のかたち〉を網羅した決定版国家論。国連加盟国リストつき。
目次:
序章 「すべての国家は平等か?」
第一章 国際政治における国家性と分離独立
第二章 旧ルール-分離独立と国家創設、一七七六-一九四五年
第三章 現代的ルール-自決と脱植民地化、一九四五-一九九〇年
第四章 ルール変更?-現代の分離独立、一九九〇年以降
第五章 独立と国家性たらしめる機構
第六章 国際社会に参加する
第七章 現代的課題と将来的方向性
訳者解説
録A:一九四五年以降の国連加盟国数の増加
付録B:国連総会決議第一五一四(XV)号、一九六〇年
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