オタク文化とフェミニズム

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[2024年9月/四六判/248頁/]
著=田中東子
発行=青土社


目次:
はじめに

I 「推し活」社会と私たち
第1章 「推し活」社会の現在地
「推し活」現象はどこからきたのか
メディア化される「推し活」現象
拡大される「推し活」論議


第2章 推し活と労働
エンターテインメントと労働
推される人たちの労働
カツアゲされる情熱とやりがい
やりがいある仕事?
ケアワークとしての推し活
推す側の労働


第3章 オタク消費を考える
盛り上がる「推し活」経済
企業によるオタク消費の捉え方
過度な消費文化
リクレイム・ザ・推し活


II アイドルたちがみせるもの
第4章 アイドルたちは何を開示しているのか?

第5章 多様化する男性アイドル-若手俳優・ボーイズグループ・王子たち
2010年代の2・5次元ミュージカルの現場から
「アイドル」として語られる若手俳優
「アーティスト性」と「アイドル性」は対立しない?
実力派の「アイドル」という新機軸
「○○王子」は「アイドル」を製造するパワーワード


第6章 ジャニーズ問題と私たち-性加害とファン文化の不幸な関係
鈍かったメディアの反応
性加害に加担したメディアの黙認
温存される事務所内の権力構造
ファン文化による不幸な愛着


III オタク文化とフェミニズム
第7章 〈スペクタクル〉な社会を生きる女性たちの両義性
消費主体/消費客体の転覆とその波及
バラエティ豊かな「イケメン男性」の増殖
イケメン男性の消費・商品化が示す両義性


第8章 娯楽と恥辱とルッキズム
ルッキズムとジェンダー
ルッキズムの定義と歴史
娯楽と恥辱とルッキズム


第9章 自由と抑圧のはざまで「かわいさ」を身にまとう-「男の娘」を考える
バンコクでのフィールドワーク
日本での現状
「男の娘」の定義
再現度の上昇
なぜ、「かわいく」なりたいのか?


第10章 のがれること・つくること・つながること

あとがき

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