文学+ 03号

143141

[2022年7月/A5/290頁/]
発行=凡庸の会


目次:
【シリーズ・近代現代文学研究座談会 大正篇】
[座談会レジュメ]大正文学史の再構築に向けて | 大石將朝

大正文学史批判
| 荒木優太、小谷瑛輔、竹田志保、多田蔵人/司会・大石將朝

【座談会】
大江健三郎論のために
| 高橋由貴、村上克尚、山本昭宏、梶尾文武

【特集 政治と文学】
いま「政治と文学」から考えられること
| 木村郎子、倉数茂、矢野利裕/司会・中沢忠之

〈物語〉に向き合う必要性-現代日本文学における非‐社会性
| 矢野利裕

いま、生身の作家に出会うこと
-仁川における2019年の日中韓青年作家会議「私にとって文学とは?」を回想して
| 南相旭

【書評】
〈父殺し〉の不在-堀井一摩『国民国家と不気味なもの』 | 大石將朝
自己言及性という罠-加藤夢三『合理的なものの詩学』 | 清末浩平
負債と公共性-山田広昭『可能なるアナキズム』 | 平山茂樹

【論文】
フェミニスト読者の誕生と韓国文学の再構成 | 金銀河、訳・李智賢
構造を背負う-マゾヒスムとモダニズム、あるいは作者と読者の間に | 梅田径
知覚世界と想像力-円城塔「良い夜を待っている」論 | 岡本健太
徳富蘇峰の出発-愛の帝国 | 木村洋
くずし字の翻字と日本近現代文学研究 | 出口智之
コミュニケーションのなかの風景描写 | 中沢忠之
〈喪失〉の喪失-格差社会におけるロスジェネと文学 | 樋口康一郎

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