白色テロをくぐり抜けて

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[2024年9月/四六判/320頁/]
著=孫康宜
訳=杉本史子
発行=三元社


第二次大戦後、台湾戒厳令下の恐怖政治の時代、白色テロに襲われた一家族の証言。
メリカ在住の女性学者がつづる国境を越えたファミリーヒストリー。

目次:
序言 恨みから感謝へ-白色テロを証言する | 王徳威
著者の自序
日本語版への序文

第1章 張我軍・張光直と私たちの一家
第2章 「二・二八事件」から思い起こすこと
第3章 六歳
第4章 雪中に炭を送る-恩師からの救いの手
第5章 監獄への面会途上で
第6章 父の物語
第7章 かたくなに家族を守った母
第8章 父の出獄
第9章 骨と灰の償い
第10章 言語のはざまで
第11章 伯父、陳本江と「台湾一の秀才」呂赫若
第12章 虎口を脱する-両親のアメリカ移住
第13章 紅豆の啓示
第14章 中国と台湾、両岸の受難者
第15章 実直に道を切り開いた伯父、張緑水
第16章 最後のカード
第17章 台湾女性の鑑、陳玉鑾
第18章 恩師、モーゼズ・シューとその妻シャルロット
第19章 娘が一六歳になって
第20章 弟の緑島訪問
第21章 父の手

【付録年表】
著者の生い立ちと時代の関連事項

訳者あとがき

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