現代色彩論講義 本当の色を求めて
[2021年8月/B6変型/256頁/]
著=港千尋 発行=MEI 発売元=インスクリプト
目次:
はじめに
第一章 色のはじまり
色の発生/六〇年代カウンターカルチャーから/色による歴史/自分の色/ゴブラン織り
第二章 自然の絵の具
虹の浜辺から/オーカーが生まれる場所/洞窟へ/手形の謎
第三章 記号としての色彩
ボードリヤールの色彩論/流行色について/ブルーの街/ブルーマーブル
第四章 破片に映る歴史
より良い生活とは/セント・アイヴスへ/破片からの創造/ローカルの価値
第五章 退色の美
紅葉のメカニズム/退色とノスタルジー/マリンブルーについて
/ジーンズの色/エイジングの美学
第六章 TOM MAXとグレーの探究
TOM MAXとは誰か/色のデザイン/迷彩という色/グレーの探究
/コンクリート/新しいジャズと画面
第七章 色の社会
芸術祭と色彩/ブレグジットと街の色/色彩と景観
/フランスの色/色は社会的である
第八章 パブリック・パレット
東海道の車窓から/景観と表現/景観と法律/歴史の色彩
/景観色彩と履歴
第九章 言葉の色
白と白/マンセルの表色系について/色の名前/アメリカンカラーとホワイトハウス
/色彩のコンセルヴァトワール/フランスの色景
第十章 虹の音楽
音色とトーン/共感覚の世界/かさねのテクニック
第十一章 雑音の創造性
ノイズの風景/ノイズ音楽の誕生/ノワーズの風景
第十二章 本当の色
ダークマターをめぐって/黒さとは/色の浜辺から