表現者クライテリオン 2024年11月号 「危機」と対峙する保守思想誌
[2024年11月/A5/208頁/]
特集=反欧米論-「アジアに新世紀」に向けて
発行=啓文社書房
目次:
【「指導者」の条件 特別インタビュ-】
リーダーの矜持とは何か-松下幸之助から学んだこと | 高市早苗
古いシステムにこだわる「師匠」こそが問題だ! | 北野 武
【特集座談会】
東洋的文明の「価値」を問い直す
| 片山杜秀×藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
【特集インタビュ-】
「ワシントン」の腐敗といかに戦うか? | ジェイソン・モーガン(聞き手 川端祐一郎)
-グローバリズムからパーソナリズムへ
【特集論考】
「西洋の没落」、再び-経験の貧困をめぐって | 浜崎洋介
日本は欧米でもアジアでもない「中間」を模索せよ | 辻田真佐憲
現代日本人は「西洋近代」に代わる枠組を提示できるのか? | 金子宗德
-石原莞爾・保田與重郎・林房雄を手掛かりに
アジアは世界なり-多極化の時代のはじまり | 大場一央
〈新連載〉
日本のアンチモダン(1) | 平坂純一
-オリエンタル・オリエンテ-ション、あるいは、すべての愛煙家たち
〈連載〉
徹底検証! 霞が関の舞台裏 脱藩官僚による官僚批評(11) | 室伏謙一
-なぜ日本では移民受入政策が進められ続けてきたのか?
〈文学座談会〉
神なきあとの「不条理」を生きる | 藤井 聡×柴山桂太×浜崎洋介×川端祐一郎
-フランツ・カフカ『城』を読む(前編)
【連載】
「農」を語る-対米従属で日本の「農」は滅びる(1) | 内田 樹×藤井 聡
「危機感のない日本」の危機-朝日新聞の問題報道 | 大石久和
「過剰医療」の構造と「適正な医療」のかたち(2) | 森田洋之
虚構と言語 戦後日本文学のアルケオロジー(34)マルクスの亡霊たち | 富岡幸一郎
連続対談 在野の「知」を歩く(4)「能力」は個人のもの?(後編) | 與那覇潤(ゲスト 勅使川原真衣)
風土と共同体(3)土地と文化に基づいた共同性の再構築へ | 山口敬太
欲望の戦後音楽ディスクガイ(12) | 篠崎奏平
東京ブレンバスター(14)在日というブンガク | 但馬オサム
編集長クライテリア日記 令和六年八月〜九月 | 藤井 聡
【巻末オピニオン】
国民の秩序感覚 | 川端祐一郎
【書評】
『宗教地政学で読み解くタリバン復権と世界再編』中田 考 著 | 田中孝太郎
『戦う江戸思想 「日本」は江戸時代につくられた』大場一央 著 | 粕谷文昭
『生きのびるための事務』坂口恭平 著 | 前田龍之祐
『青嵐会秘録』菅谷幸浩 著 | 小野耕資
〈寄稿〉
魔王の遺告(ゆいごう)| 前田健太郎
〈コラム〉
福田和也とその時代 追悼・福田和也/もう一つの「パワーシフト」| 鳥兜
〈保守放談〉
言いっぱなしの新首相/師弟の否定と、西洋の没落-そのニヒリズムの根源
塾生のページ
〈投稿〉読者からの手紙