霊的最前線に立て! オカルト・アンダーグラウンド全史

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[2024年10月/A5H/462頁/]
著=武田崇元/横山茂雄
発行=国書刊行会


オカルト・ブームの立役者・武田崇元と学術的オカルト研究の先駆者・横山茂雄(稲生平太郎)の対談集

目次:
まえがき | 横山茂雄

1.『日本のピラミッド』に始まる
二人が出会うまで/オカルト・ブームの到来

2.武田崇元の少年期
日本残酷物語/『不思議な雑誌』/UFOそしてアダムスキー/
黒沼健とムー大陸/澁澤龍彦と幻想系/


3.六八年革命と七〇年代の流れ
六八年革命とオカルト/異端文学の復権/北一輝の再評価/
土俗性の流行/太田竜と叛科学/民衆宗教論の転換/
古代史アマチュアリズム/竹内健と「日本的狂気の系譜」/
その頃欧米では/


4.『復刊 地球ロマン』の衝撃
刊行の経緯/復刊一号〜第六号まで総解説

5.横山茂雄の遍歴
アーカムハウスと『ガロ』/性器崇拝四方山話/不思議研究会/
トールキンとヒッピー/ミチューリン農法とルイセンコ/
ボグダーノフとマッハ主義/若返りと不老不死/
チュチェ科学とボンハン/井村宏次との出会い/
松岡正剛と工作舎の近辺/ヴィルヘルム・ライヒ/
『幻想文学研究会』『ピラミッドの友』『ソムニウム』/


6.武田崇元その後の仕事
『UFOと宇宙』から『迷宮』まで/『ムー』の時代/
金井南龍と『神々の黙示録』/『出口王仁三郎の霊界からの警告』/


7.近代オカルトの流れ(1)-西洋
フォックス姉妹のハイズヴィル事件/ブラヴァツキー夫人登場/
神智学の広がりとシュタイナー/シャンバラ、アガルタ、ルネ・ゲノン/
サイキカル・リサーチ/黄金の暁(ゴールデン・ドーン)とアレスター・クロウリー


8.近代オカルトの流れ(2)-日本
西洋近代オカルティズムと日本/西洋の影響の大きさ/平田篤胤と国家神道/
異界探訪と神仙道/柳田國男と『遠野物語』/本田親徳と鎮魂帰神/
大本教をめぐって/生長の家/病気治し・霊術/戦後の宗教学

9.一九八〇年代の動向
神秘と幻想の浮上/武田崇元の電脳ドラッグ時代/
霊能ブームと新宗教ブーム/新宗教の大分裂時代/


10.俗流オカルトの転回点
オウム真理教とオウム事件/オウム-チープなオカルトの象徴/
酒鬼薔薇事件と陰謀論/スピリチュアルの席巻/


11. Qアノンと陰謀論
アメリカ合衆国と陰謀論/コンスピリチュアリティ/大麻ナショナリズム/
陰謀論におけるライトとレフト/陰謀論の臨界点/悪魔崇拝者集団のリアリティ/
リアリティは時代によって変わる/覚醒と変革/


12. オカルトの真髄
なぜオカルトに魅入られたのか/世界の見え方/何でも信じる話/
ヴィジョンと狂気/


あとがき | 武田崇元

文献案内 | 横山茂雄
附録:『復刊 地球ロマン』『迷宮』総目次
人名索引

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