山谷をめぐる旅

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[2024年11月/四六判/272頁/]
著=織田忍
発行=新評論


目次:
プロローグ

第1章 山谷通史
地図にない街-山谷
山谷と吉原遊郭
江戸の身分制度
車善七と浅草溜
隅田川駅から始まる寄せ場
焼け野原を越えて
高度成長と暴動
山谷運動史-1970年代〜1980年代
革命を夢みた若者たち
バブル崩壊後


第2章 映画『山谷-やられたらやりかえせ』
二人の監督
映画の背景
泥沼化する抗争の行方
ドキュメンタリー映画の完成


第3章 労働者の街で呻吟した報道写真家
アフガニスタンに散ったカメラマン
南條直子、ドヤ街へ引っ越す
1970年代〜1980年代の山谷
幻想を追って
山谷四・三暴動
最後の出発


第4章 ヤマの看取りと共同墓地
山谷の玉三郎
旅芸人の記録
ある路上生活者の話


第5章 寄せ場・抵抗の流儀
玉姫公園で逝ったササキ君
山谷に入ったきっかけ
バブル崩壊-ドヤから路上へ
隅田川医療相談会
仕事おこしと「あうん」創設
内側から外側へ-山谷の流儀


第6章 「山谷」にひきよせられた人たち
なぜ再犯しないでシャバにいられるのか?
精神科訪問看護
前向きな「諦め」
生活を大切にするということ
「托鉢」という生き方


エピローグ
苦の臨床に立つということ
見捨てない、排除しないスピリット
生活とケアの文化
生き直しができる街


あとがき

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