継続する植民地主義の思想史

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[2024年11月/四六判/480頁/]
著=中野敏男
発行=青土社


目次:
序章 継続する植民地主義を問題とする視角
第1部 植民地主義の総力戦体制と合理性/主体性-合理主義と主体形成の隘路
第1章 植民地主義の変容と合理主義の行方-合理主義に拠る参与と抵抗の罠
第2章 植民地帝国の総力戦体制と主体性希求の隘路-三木清の弁証法と主体

第2部 詩人たちの戦時翼賛と戦後詩への継続
第3章 近代的主体への欲望と『暗愚な戦争』という記憶-高村光太郎の道程
第4章 戦後文化運動・サークル詩運動に継続する戦時経験-近藤東のメカニズム

第3部 「戦後言論」の生成と植民地主義の継続-岐路を精査する
第5章 言説空間の生成と封印される植民地支配の記憶
第6章 戦後経済政策思想の合理主義と複合化する植民地主義

第4部 戦後革命の挫折/「アジア」への視座の罠
第7章 自閉していく戦後革命路線と植民地主義の忘却
第8章 「方法としてのアジア」の陥穽/主体を割るという対抗

第5部 植民地主義を超克する道への模索
第9章 植民地主義を超克する民衆の出逢いを求めて
結章

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