季報 唯物論研究 169
[2024年11月/A5/180頁/]
特集=失われた「歴史学派」の探究
責任編集=李依妮
編/発=季報『唯物論研究』刊行会
目次:
[梟VS雄鶏]息して、生きて、生活して | 村山章
[特集]失われた「歴史学派」の探究
特集まえがき | 田畑稔
リード・特集ガイド | 李依妮
歴史学派とヴィーコ受容-W・ゾンバルトにおける新カント派的性格とヴィーコ解釈 | 下山史隆
W・ゾンバルトのJ・B・ヴィーコ受容-『三つの経済学』の検討より | 恒木健太郎
ルーノ・ブレンターノの宗教史論-カトリック的共同性の原理と時代状況 | 渡邊碩
パウル・ティリッヒによる「歴史主義」の乗り越えとリアリズム-シェリング読解を軸にしたガブリエルとグラントとの比較から | 中村徳仁
歴史学派は本当に歴史を捉えているのか-歴史学派の伴走者トレルチの視点から | 小柳敦史
マックス・ヴェーバーの描くベンジャミン・フランクリン-「理念型」としての歴史叙述を理解する | 三笘利幸
方法論争期のマックス・ヴェーバー | 八木紀一郎
フリードリッヒ・リストの初期社会国家再構成-その根源と精神史的背景から | 李依妮
クニース、クナップ、ヴェーバー-いわゆる「ドイツ歴史学派」の貨幣論 | 小林純
アルトホフに抗う歴史学派-水面下の死闘 | 野﨑敏郎
ジンメルのドイツ社会学会設立の試みとシュモラーの『一般国民経済学要綱』 | 田村豪
[Yuiken交差点]
168号特集「21世紀を読み解く!若い世代の思想家、作家たち-この一冊」論評| 木村倫幸
荒川洋治小論-現代詩・大衆・天皇 | 神谷光信
[書評]
植村邦彦著『敗北後の思想-ブロッホ、グラムシ、ライヒ』 | 若森章孝
伊福 達彦著『大阪市立大学同級生が見た連合赤軍森恒夫の実像』 | 尾崎蹊