哲学の問題とはポイントの問題である ウィトゲンシュタインの中心概念を読む
[2024年12月/四六判/272頁/]
著=谷田雄毅
発行=青土社
目次:
はじめに
1 ものの見方という概念-国境線と地平線
2 ウィトゲンシュタインという哲学者
3 人類学としての哲学-異なった星からの訪問者の視点
4 哲学の問題とはポイントの問題である
5 本書の構成
第I部 意味とポイント
第1章 言語ゲームにはルールのほかにポイントがある
1 ふたつのフットボール
2 目的と生活形式-言語ゲームのポイントはどのように理解されてきたか
3 エルツの目的解釈
4 言語ゲームのポイントとは何か
第2章 意味とはことばのポイントのことである
1 Miss/Get the point
2 意味概念はどのような機能を果たすのか
3 同じことばが別の使用ルールをもつ
4 同じことばが別のポイントをもつ
第3章 哲学の問題とはポイントの問題である
1 ポイントは差異を確保する
2 ことばには使い方とは別の意味がある
3 哲学の問題とはポイントの問題である
第II部 心とアスペクト
第4章 ふりとは生活という織物のなかのパターンである
1 行動主義は何を区別できないか
2 「ふりをする」に適切な場所を確保する-織物の比喩
3 心的/物的の区別-ゲームに内在する不確実性
第5章 ことばの使用には不確実性が存在するのでなければならない
1 概念の不確実性とはどのような問題か
2 「規準」概念解釈
3 心的概念の不確実性
おわりに
付録A 他動詞的理解と自動詞的理解
付録B アスペクト転換とアスペクトの閃き
あとがき