反出生主義入門 「生まれてこないほうが良かった」とはどういうことか

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[2024年12月/四六判/236頁/] 
著=小島和男 
発行=青土社


目次:
はじめに

I 反出生主義にふみ込む前に
1 なぜこの本を読むときに倫理の問題を考えなければならないのか?
2 中絶は不道徳か否か?
3 未来への責任はあるか?

II 「生まれてこないほうが良かった」とはどのようなことか?
-ベネターの思想を読み解く

1 『生まれてこないほうが良かった』全体の構成
2 可能的存在についての価値判断
3 基本的非対称性とその説明力
4 快が苦を打ち消せばいいのではないかという反論
5 人生の質の評価と世界における苦痛
6 子どもを作る権利について
7 妊娠中絶賛成派
8 段階的絶滅
9 子どもを持たないことへの偏見とベネターの思い

III 反出生主義について考えるうえで重要なこと
1 『生まれてこないほうが良かった』がミソジニーである理由
2 自殺について
3 親を責めても良いのか?
4 子どもを作っては絶対にいけないのか?
5 「始める価値」と「続ける価値」の違いをベネターが強調しない理由
6 パズル解きか実存的な自分の問題か?
7 反出生主義と教育、それと養子について

おわりに 不可知論と反-出生奨励主義

あとがき
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