共同親権
[2021年12月/四六判/208頁/]
著=宗像充 発行=社会評論社
目次:
1 「共同親権」って何だ?
スコット・マッキンタイアさんが訴えたかったこと
「共同親権」っていったい何?
国内外の親権ギャップ
自分には関係ない?
恐ろしくって結婚できない
共同親権訴訟をなぜ起こした?
共同親権訴訟で何を訴えたい
2 今の日本の家族のあり方、問題あるの?
なぜ拉致と批判されるのか?
先に連れ去った者勝ち
「原則面会交流実施論」って何?
連れ去りは「日本の伝統」なのか?
男女平等憲法でも温存された単独親権制度
裁判所と弁護士会は拉致推進勢力
進化する引き離しの手口
共同親権はバックラッシュ?
戸籍が問題では
嫡出子が「子どもの福祉」
家庭裁判所は家制度の門番
民事不介入が連れ去りを擁護する
3 どうして議論がかみ合わない?
EUの対日非難決議
ハーグ条約反対運動
DVが問題?
単独親権殺人
背景にある男性差別
会わせないのに金をとるのか?
離婚産業が問題?
面会交流支援もビジネス
DVにも連れ去りにもない刑事介入
犯人は単独親権じゃなくてDV施策の性差別
合意できないのが問題?
「単独親権制度でも会える親はいる」?
ほんとうに共同親権で協力できる?
再婚家庭では子どもが混乱する?
親の権利VS子どもの権利― 二つの「子ども」をめぐる議論の混乱
父親がかかわったほうが母子ともにいい影響がある
「反対」ではなく「慎重」なわけ
4 共同親権で何がどう変わる?
単独親権制度が子育て改革を阻む
「私もお父さんに会いに行っていいと思った」
引き離された母親たちのオブジェクション
共同親権を望む「シングルマザー」たち
対立していても共同養育はできる
フランス人と結婚した父親の現実
「争ってくれたほうがよかった」
ステップファミリーが虐待を生む
婚姻制度は重すぎた
「子どもに親にさせられる」
共同親権は子育て支援の切り札
共同親権=あなたがここにいるだけで価値がある