優生保護法のグローバル史

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[2024年12月/A5/358頁/] 
著=豊田 真穂 
発行=人文書院


目次:
はじめに

第1部 英米独の断種法と優生保護法
民主的な人口政策?-アメリカ優生学運動と人類改良の夢 | 小野直子

ナチ・ドイツの断種法はどのように裁かれたのか | 紀愛子
-ニュルンベルク継続裁判第三号事件・法律家裁判を事例として

イギリス優生学はなぜ優生保護法を肯定したのか | 寺尾範野
-C・P・ブラッカーの思想と実践

第2部 優生保護法と過剰人口という問題
「腐敗した西洋の倫理」 | クリスティン・デ・マトス(寺尾範野訳)
-占領期の優生保護法に対するオーストラリアの反応

第三世界の出現 | マシュー・コネリー(小原理乃訳)
-戦後日本の人口政策における国際情勢

戦後日本の再/生産とトランスナショナルな科学の実践 | 保明綾
-優生保護法再考

第3部 純血政策と「混血問題」
日本における「混血」と優生思想の貫戦史(トランスウォー) | 竹内愛子

戦後日本における「混血児」パニック | サラ・コブナー(小原理乃訳)

かれらが暮らすべき国はどこか | 有賀ゆうアニース
-戦後日本における日米混血児の国際養子縁組事業をめぐって

第4部 「モデル」としての優生保護法
アメリカ統治下の沖縄における優生保護法 | 豊田真穂

韓国優生学の貫戦史的起源 | 玄在煥(斉藤すみれ訳)
-科学者たちと日本の優生保護法

おわりに
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